ワクチンで予防できない病気に注意しよう

◆完全室内飼いにするしか予防方法はない
過去には、猫エイズと呼ばれる「ネコ免疫不全ウイルス感染症」のワクチンはありませんでした。しかし2008年からは、この病気を防ぐためのワクチンが使われるようになりました。

猫エイズの原因となるウイルスは、猫同士のケンカで作った噛み傷から感染することが多いです。

実は、人間のエイズの場合と同じで、ウイルスに感染していても病気を発症しない猫もいます。でも、猫の多当飼いをしている場合は他の猫にウイルスを移す可能性もあるので楽観視はできません。

「ネコ伝染性腹膜炎」や「トキソプラズマ症」「ネコ伝染性貧血」などにも未だにワクチンが存在しません。

こうした病気のウイルスに感染するのは、多くが他の猫にケンカで噛みつかれた時やネズミ、小鳥などを直に食べた時です。それを考えれば、一番の予防方法は飼い猫を外に出さないようにすることです。

とはいえ室内飼いの猫であっても、家の庭に出ることが大好きなことがよくあります。

特に、オス猫にはテリトリーを作って他のオス猫と取り合う習性がありますから、自宅の庭に他の猫がやってきてウイルスに感染する可能性はあります。

ワクチンで予防できない病気には、飼い主が充分に注意してあげる必要があるでしょう。